シャインマスカットだけが

葡萄では無いのです

今をときめくシャインマスカット

猫も杓子もシャインマスカットです

見た目も良い 味も良い 皮まで食べれちゃって良いとこ尽くし

でも葡萄はシャインマスカットだけではありません

私の地元は日本一の葡萄の産地勝沼 

子供の頃 学校帰りには葡萄畑で作業する近所のおじちゃんから葡萄を貰って道草ならぬ葡萄を喰って帰ったものです

夏休みの自由研究では葡萄の歴史なんかがメインテーマでした

葡萄の歴史は結構長い

平城京還都の頃(710)の西暦718年には勝沼の大善寺の境内に葡萄の苗が植えられた説があります

諸説はありありですが 大善寺の本堂(薬師堂)は国宝 その中には薬師三尊像があり 国の重要文化財の薬師如来像は葡萄を手にしています

そして いい国作ろう鎌倉幕府の頃 勝沼町で野生の葡萄から育てた『甲州ぶどう』が実をつけ 信州の善光寺に参拝した帰りの源頼朝も勝沼で甲州葡萄を食べたらしいです・・・

『甲州ぶどう』

甲州白ワインの原料として今でも活躍してますが 地元の爺ちゃん婆ちゃんは「葡萄は甲州葡萄が一番うまいんじゃ」と言う人が沢山 素朴に甘い葡萄です 貯蔵がききクリスマス頃にも食べれちゃいます

赤ワインは

『ベリーA』こちらも普通に食べて美味しいです とことん甘い感じです

ちっちゃくて可愛い デラウェア

道草中にいただいていた葡萄 種無し葡萄の代名詞となった『デラウェア』

きっとこの葡萄があったから粒から種ぬいちゃおうと言う発想に至ったのではと思います

粒小さすぎて種とってたら食べてられませんもの・・・

葡萄には種が無いモノと勘違いしてしまってる子供(大人もいるかも)

実はジベレリン処理という作業の上 ぶどうから種を無くしているのです!

作業の様子は以前のブログを見てください!

種なし葡萄 ジベレリン処理

一世風靡 巨峰

子供の頃ブイブイ言わせてきたのが

『巨峰』です!

黒くて粒が大きくて食べやすい

自慢ではありませんが学校から帰った私 写真くらいの巨峰を売店からパクって ほぼ毎日(季節限定)一房食べて「学校終わりのコレが旨いだな」って親父見たいなセリフいいながらパクついてました

さらに一回り大きく

巨峰をさらにグレードアップさせた感じが

『ピオーネ』です

粒が大きく 房も大きく 巨大な葡萄です 1kgに迫る葡萄も出来ます

もちろんピオーネも私が子供の頃の餌食になった葡萄です 小さな胃袋には一房食べるのはキツかった~

赤系

そして かいじ国体の頃(30年以上前)彗星のごとく現れたのが

『甲斐路』

赤い葡萄に子供心にビックリしたものです 黒系の葡萄が収穫終わってから出始めるので 秋の学校帰りの一房はコレって感じです

『ゴルビー』

ゴルバチョフ書記長様が来日した頃の品種なのでゴルビーと命名されたらしいです この頃は高校生だったかな 部活で疲れた体に甘い葡萄 最高です

そして緑系

いよいよ緑っちの登場です

いきなりシャインマスカットには行きません

巨峰の頃からある『ネオ・マスカット』香りの良い葡萄です

そして平成の大ヒット品種

『ロザリオ・ビアンコ』

長細い粒に緑な粒 皮ごといけて革命的な葡萄でした

粒がデカデカの『翠峰』

少し病気がちなので作るのは難しいです

そして

今をときめく

『シャインマスカット』が登場しました

映え映えまくるその姿にレジェンドな葡萄さん達もおののきます

が、しかし

実家は日本一の葡萄の産地勝沼な私

次男な私は葡萄作りで苦労などしたくないと仕事先で見つけた可愛い可愛い女の子と結婚 そして実家を逃げるように婿さんとなり甲府盆地の反対側へ

と思ったら まさかまさかの嫁ぎ先も 葡萄作ってる・・・

昔 毎日のように一房食べていた呪いでしょうか 私は葡萄からは逃げられないようです

こんな葡萄や

こんな葡萄を頑張って作ってます

シャインになんか負けずに 美味しい美味しい巨峰にピオーネを生産してます

でも

やっぱりシャインマスカットも気になるので しこたま植えてしまいました きっと来年の今頃はシャインマスカット天国や!

葡萄作りのページも沢山あるので見てください!

美味しい葡萄出来ました!
スクスクと育つ葡萄

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です